ケミカルピーリングとは?
ケミカルピーリングは、AHAなどの薬剤を肌に塗布することで、古い角質を除去し、新しい角質へと生まれ変わらせる美容法です。
人間の皮膚は通常、約1ヶ月ほどで生まれ変わり、古い角質は自然にはがれ落ちるようになっています。これを新陳代謝と呼び、肌においては『ターンオーバー機能』と称されます。
しかし、疲労やストレス、睡眠不足などによってターンオーバー機能が乱れると、古い角質がはがれ落ちずに残ってしまい、徐々に蓄積されていきます。
古い角質は堆積すると厚みを持つようになり、肌の乾燥や肌荒れを起こすほか、毛穴をふさいでニキビを発生させる要因にもなってしまいます。
ケミカルピーリングは、堆積した古い角質を薬剤によって溶かすことで、強制的に新しい角質へと代謝させる方法です。
ケミカルピーリングを行うことで、古い角質を除去できるほか、代謝機能を復活させ、ターンオーバー機能を正常に戻すことができます。
また、古い角質にはシミやそばかすのもととなるメラニン色素も蓄積されているので、ケミカルピーリングによるシミ・そばかすの解消効果も期待することができます。
ケミカルピーリングの仕組み
ケミカルピーリングは、肌の症状や目的によって使用する薬剤やピールする(はがす)深さが異なります。
薬剤については、主にグリコール酸やサリチル酸、トリクロロ酢酸、その他乳酸やフェノールなどが使用されますが、日本人の肌にはグリコール酸が最もマイルドで安全であると言われています。
中でも、最も多用されているのがAHAグリコール酸です。
AHAはフルーツやサトウキビなどに含まれているフルーツ酸の一種で、グリコール酸のほかにクエン酸やリンゴ酸、乳酸などの種類があります。
その中でも特にグリコール酸が使用される理由は、分子量が小さく、肌への浸透性に優れていること。他のピーリング剤が角質表層から溶かしていくのに対し、グリコール酸は角化細胞間の接着を弱めることで表皮を剥離する作用があることが挙げられます。
また、グリコール酸には真皮層にあるコラーゲンやエラスチンなどの生成力を活性化させる作用があり、肌のたるみやシワの改善に有効であると言われています。
ケミカルピーリングの注意点
さまざまな効果のあるケミカルピーリングですが、副作用のリスクがまったくないわけではありません。
ケミカルピーリングは、化学薬品で強制的に角質をはがすため、肌に対して若干の負担がかかります。
そのため、肌が弱い方は赤みを帯びたり、腫れたりする可能性があります。
そうでない方でも、施術後は肌が非常にデリケートな状態になり、乾燥や紫外線などの外的刺激に対する抵抗力が弱くなります。
ケミカルピーリングを受けた後は、サロンの指示に従って適切なスキンケアを行うと同時に、異常があらわれたらすぐにみてもらうなどの心がけが必要となります。
ケミカルピーリングは非常にポピュラーな施術なので、たいていのエステサロンで施術を行っていますが、上記のようなトラブルが起きやすいため、アフターケアのしっかりとした信頼できるサロンを選ぶことが大切です。
